税金万引きGメン

スギナミジャーナルの本


著者 三宅勝久(ジャーナリスト) 
発売 2016年12月

判型 A5サイズ(128ページ)
仕様 ペーパーバック

定価 1,518円(税込)


まるでゲームのような軽い意識で税金が「盗ま」れている。

合法を装っている「盗み」もあれば、明白に違法なものもある。

「盗み」を働く議員や役人の手口は巧妙だ。おかしいじゃないかと指摘しても、適当な言いわけをして逃げる。

役所ぐるみ、組織ぐるみ、集団でやるからたちが悪い。そしてまた「盗む」。

この感覚は泥棒というより万引きに近いのだろう。本書のタイトルに「税金万引き」という言葉を使ったのはそれゆえである。

──「まえがき」より


本書の概要

これは犯罪だ──。

政務調査(活動)費、非常勤報酬、事務所費という名の「税金」をくすねる、かすめとる! 

暴走する議員(実名報道)
モラルなき区役所高官
溶解した地方自治

腐臭ただよう地方行政を前に、スギナミで一番しつこい男は「税金万引きGメン」となった──。

前代未聞の血税奪還バトル!
激闘7年──鬼気せまるノンフィクション


「編集の現場」から

約55万人の人口を抱える巨大都市・杉並区(東京都)で、権力の不正に目を光らす男がいる。人呼んで「税金万引きGメン」。


その正体は、かつて悪名高き消費者金融「武富士」と全面対決して勝利した実績を持つジャーナリスト・三宅勝久氏だ。


杉並区在住の三宅氏にとって、地元の区議や役人の横暴な振る舞いや税金の無駄遣いは、Gメンとしても、ひとりの住民としても看過することはできなかった。

一度噛みついたら、白黒つくまで離れない。Gメン三宅氏がペンと取材力を武器に、新聞・テレビが報じない「杉並区の不正」をえぐり出す!

世間の注目を集めた兵庫の号泣県議事件、富山市議の大量辞職事件の根幹には、税金をめぐる同種の腐敗が横たわっていた。権力不正の構造に地域差なし──。

杉並ケースを暴いたGメン三宅氏の手法は、やがて全国に飛び火する!


もくじ

【第1章】監査委員は報酬泥棒
【第2章】税金でパーティ券購入事件
【第3章】杉並区議は東電現役社員
【第4章】半年休んだ選管委員に報酬支給
(※本文は情報満載の2段組み)


スギナミジャーナル(の本)」とは?

スギナミジャーナルは、本書著者の三宅勝久氏が主宰する「東京都杉並区集中取材! 」をモットーにしている究極のローカルメディア。

現在はブログを中心に活動中。本書はスギジャー書籍企画の第1弾です。


発行元の「若葉文庫」について

2016年8月設立の「若葉文庫」(代表・横浜大輔)は、ノンフィクション専門の出版社です。

これまでの出版では不可能だった「ニッチ&マニアックなテーマへの挑戦! 」を編集方針にしています。ご期待ください!