交通事故【第2版】

「被害者家族」のための刑事・民事・保険 手続き安心ガイド


著者 藤本一郎(弁護士)
発売 2024年5月21日【第2版】/ 2022年7月22日【第1版】

判型 A5サイズ(198ページ)
仕様 ペーパーバック

定価 1,870円(税込)


突然の事故に負けない、泣き寝入りしない!

交通事故の「被害者家族」にすぐに役立つ情報を、どこよりもわかりやすく、だれよりもていねいにお伝えします。

本書は、「重傷事故専門」の弁護士が、重度の後遺障害(高次脳機能障害、遷延性意識障害、脊髄損傷など)に苦しむ「被害者家族」のために専門用語を極力使わずにまとめた、交通事故関連の手続きサポートブックです。

この1冊で、事故発生直後の混乱時に注意する点、加害者や保険会社と交渉する前に知っておきたいこと、なにかと心配な症状固定のタイミングや刑事・民事裁判の流れをひととおりフォローできます。

多くの被害者家族が、これまでに交通事故を経験したことがありません。あせらず、冷静に、知らない不安を解消することからはじめましょう!

最新情報に更新しました!

本書は、第1版(2022年7月22日発行)の統計データなどを最新版に更新した「第2版」(2024年5月21日発行)になります。


もくじ

【第1部】刑事手続への対応

◆第1章 捜査段階の対応
[1-1]捜査
[1-2]捜査段階での被害者の対応

◆第2章 起訴と不起訴
[2-1]入手できる刑事記録の範囲
[2-2]不起訴処分になった場合の対応
[2-3]起訴の種類

◆第3章 起訴後の手続き
[3-1]被害者参加制度の概要
[3-2]被害者参加制度以外で可能な対応

◆第4章 刑事手続のまとめ
[4-1]期間
[4-2]刑事手続で対応しておく目的

【第2部】民事手続の流れ

◆第5章 治療期間の注意点
[5-1]治療
[5-2]入院雑費
[5-3]付添看護費
[5-4]交通費
[5-5]領収証などの資料の保管方法
[5-6]休業損害
[5-7]入通院慰謝料
[5-8]仮払い(内払い)

◆第6章 症状固定
[6-1]症状固定とは
[6-2]症状固定の時期
[6-3]症状固定を判断するのはだれか
[6-4]症状固定の効果
[6-5]症状固定の診断を受けるために
[6-6]後遺障害診断書
[6-7]主治医の所見

◆第7章 自賠責保険の請求
[7-1]自賠責保険
[7-2]政府保障事業
[7-3]自賠責保険の請求
[7-4]保険会社が事前認定をすすめる理由
[7-5]後遺障害の認定手続の注意点
[7-6]自賠責保険金の支払い
[7-7]適正な後遺障害認定の重要性
[7-8]自賠責保険の認定を争う方法
[7-9]認定が変更された場合
[7-10]自賠責保険金請求権の時効

◆第8章 後遺障害の損害項目
[8-1]逸失利益
[8-2]後遺障害慰謝料
[8-3]将来介護費
[8-4]将来雑費
[8-5]家屋改造費
[8-6]装具・器具購入費
[8-7]自動車購入費
[8-8]成年後見手続きの費用

◆第9章 過失割合・損益相殺・弁護士費用・遅延損害金
[9-1]過失相殺
[9-2]素因減額
[9-3]損益相殺
[9-4]弁護士費用と遅延損害金

◆第10章 解決のための手段
[10-1]選択肢
[10-2]示談
[10-3]日弁連交通事故相談センター
[10-4]交通事故紛争処理センター
[10-5]裁判(損害賠償請求訴訟)
[10-6]裁判の流れ

◆第11章 成年後見
[11-1]成年後見制度
[11-2]保佐制度
[11-3]成年後見が適用されるまでの対応

◆第12章 自動車保険
[12-1]賠償責任保険
[12-2]自動車保険の機能
[12-3]人身傷害保険
[12-4]無保険車傷害保険
[12-5]搭乗者傷害保険
[12-6]弁護士費用特約
[12-7]適用される範囲

◆第13章 弁護士への依頼
[13-1]保険会社のスタンス
[13-2]弁護士に依頼するメリット
[13-3]弁護士費用の負担をどう考えるか
[13-4]弁護士への依頼を慎重に考えるべき場合
[13-5]弁護士に依頼すべき時期

◆巻末資料
後遺障害別等級表[13-4]弁護士に依頼すべき時期


著者プロフィール

藤本一郎(ふじもと・いちろう)

弁護士
1972年、山梨県富士吉田市生まれ。立命館大学法学部卒業。1996年、同大学大学院在学中に司法試験合格。2005年10月、だいち法律事務所を設立。以後、交通事故の被害者のサポートに特化した活動を続けている。大阪弁護士会、交通事故弁護士全国ネットワーク所属。


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